Written by Nereus Fellow Guillermo Ortuño Crespo,

国立台湾海洋大学および基隆市(台湾)は、第5回CLIOTOPシンポジウムを5日間に渡って開催した。CLIOTOPは、気候変動への反応と影響、海洋における最上位の捕食者と食物連鎖の変化、短期、長期に渡り社会経済や管理システムに依存するものについて評価することを目的としている。このシンポジウムでは、累積する自然圧力に対処しなければならない単一種、複数種、また生態系のスケールでの適応および緩和戦略を開発し、評価することも目指している。

 

Guillermo Ortuño Crespo(ネレウスフェロー/デューク大学 Marine Science & Conservation博士課程)は、このシンポジウムに出席し、遠洋延縄漁の空間生態系に関する研究を発表した。また、公海漁業についてScience Advances に彼の研究が掲載された。(link)

彼の発表は、シンポジウムの6セッションの中の1つ、「全システムに対する管理戦略」についての一部であった。Guillermoは、潜在的な紛争地域を特定するために、遠洋漁船の空間分布と環境選択性に加え、漁獲対象海洋種と非対象海洋種の空間生態学を理解しようと試みている。混獲漁業の船舶の大きさに関連した彼の研究は、CLIOTOPで評価され、ベストプレゼンテーション賞を受賞した。Guillermoは、CLIOTOP特集号の原稿を共同編集し、CLIOTOPとネレウスプログラムとの関係を今後も継続していく。