ネレウスネットワークメンバーKatherine Seto (UC Santa Cruz) と Quentin Hanich (University of Wollongong)が、新しい画期的な論文 “Illuminating dark fishing fleets in North Korea(北朝鮮海域における隠れた漁船を白日の下に)”を共著した。この研究では、これまでネレウスでも取り上げてきた違法・無報告・無規制(IUU漁業)に光明を投じる。2017年以降、数百隻の中国漁船が北朝鮮の海域で5億ドル以上のイカを違法に漁獲している。この研究では、衛星技術、水上観測、機械学習を使用して無報告の船舶を追跡し、世界中のIUU漁業に悪影響を及ぼす隠れたダイナミクスについて解明する必要があることを示している。政治的障害と紛争が、国際協力、透明性、効率的な漁業管理の妨げとなっている。解決策を実行するためには衛星技術とデータ共有が不可欠であるが、「安全かつ合法で持続可能な漁業を確保するには、地域の協力と透明性、そして報告の重要性が改めて必要とされる。」
Reference
Park, P., Lee. J., Seto, K., Hochberg, T., Wong, B. A., Miller, N. A., Takasaki, K., Kubota, H., Oozeki, Y., Doshi, S., Midzik, M., Hanich, Q., Sullivan, B., Woods, P., & Kroodsma, D. A. (2020) Illuminating dark fishing fleets in North Korea. Science Advances, 6, 30. link.
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