Contributed by Nereus Fellow Tiff-Annie Kenny,
Tiff-Annie Kenny (ネレウスフェロー)は、The Conversationで’Time and money – the biggest hurdles to healthy eating(時間と対価ー健康的は事の最大の問題)’を最近発表した。彼女はこの記事の中で、先進国での食生活の質や健康が、社会的にどのように階層化されているかを言述している。裕福で教養のある消費者は、質の高い食事(果物、野菜、水産物を含む)を摂り、社会経済的に不利な人々は、栄養価が低く、カロリー過多の食事をする傾向がある。彼女は、社会階級と食物技術や栄養知識、購買力、社会階層間の利用可能な時間、健康的な食品が高価であるという観点で、食生活の質の差に関係すると考えられる要因を考察する。後者の点において、新鮮な鮭は健康的な食品であるが値段が高く、その代用品として低価格の鮭缶が存在することを強調する。
遠隔地の北極圏コミュニティのストアで入手できる食料に関する自身の研究を引用して、低価格で栄養価の高い選択肢は理論的に存在はするが、それらはカロリーの高い食品(穀物、脂肪、菓子類)であると示唆する。これらの安価なカロリーは、最も栄養価が低い傾向もあり、低所得の消費者の食事として摂取されていることが多く報告されている。さらに、食品を調理する「時間コスト」は、低予算で栄養価を維持することに最も制約を強いる要因となる可能性がある。食品価格以外にも、食費に費やせる金額は収入に基づく。所得ベースで行う政府の政策において、食糧不足のリスクを減らすことに成功している例もあるが、それらは政治的意図が働いている。Tiff-Annie は、食糧権に関する国連特別報告書を引用し、本当に政治的問題である場合に、我々はおそらく食糧不安についての間違った質問(例:最も貧しい人々は栄養価の高い食事を摂れるのか?健康的な食品は本当にもっと高価なのか?)をしていると指摘する。記事はこちらへ。