Richard Caddell(ユトレヒト大学/ネレウスフェロー)の論文“Dispute Resolution and Scientific Whaling in the Antarctic: The Story Continues”がAsia-Pacific Journal of Ocean Law and Policy に掲載された。論文では、日本が南極海で行う調査捕鯨に対する国際司法裁判所による判決が意味することを調査した。
1982年に国際捕鯨委員会によって採択された商業捕鯨モラトリアムは、国際関係の観点から問題となっており、日本の捕鯨プログラムは真の科学ではないと主張するオーストラリアと日本との間で国際紛争につながっている。問題解決のための手段は限られてはいるが、この論文では、日本の新しい捕鯨プログラムを追及しようと考える国のために、どのような実現可能な選択肢があるのかについて考察している。