8月26日〜9月9日にかけ、国家管轄権を超えた地域での海洋生物多様性についての第二回準備委員会がニューヨークで開催された。

15日間に渡って開催されたこの会議では、法律文書を作成することを目的とした国連の2015年決議に従い、国家管轄権外における生物多様性の保全と持続可能な利用のため、国際的拘束力のある文書に含まれる要素に基づいた国連総会への提言を作成した。

Daniel Dunn(デューク大学/ネレウスシニアリサーチフェロー)と Patrick Halpin(デューク大学/主任研究員)がこの会議に参加し、一連のサイドイベントで発表を行った。

能力育成と海洋技術の移行についてー8月29日

Mission of Belgium、 Mission of Fiji、ユネスコの政府間海洋学委員会によって企画されたこのサイドイベントでは、海洋科学研究と技術において国際協力を促進するためのツールとして、能力育成と海洋技術の移行に焦点を当てた。 Dunnは、「国家管轄を超えた地域において、地域ベースの管理と環境影響アセスメントを知らせる、特に技術移転や能力育成を通した研究の役割について」というテーマで発表を行った。

海洋マッピングと海洋空間計画技術の近年の発展について:政策立案者のためのツールー8月31日

自然資源防衛協議会(NRDC)とHigh Seas Allianceにより企画されたこのイベントには、DunnとHalpinがデューク大学 Marine Geospatial Ecology Labの代表者として出席。国家管轄外での管理に役立つ、自由にアクセス可能なデータ、新しい監視方法、モデリングアプローチなどの近年の状況についての発表を行った。

一連の政策概要もこの会議で作成された。こちら:Nereus Scientific & Technical Briefs on Marine Areas Beyond National Jurisdiction (ABNJ) series