Written by Nereus Fellow Robert Blasiak,
持続可能な漁業と海洋への今後の資金提供はどうなるのか?2018年12月6日7日の両日、ストックホルム大学レジリエンスセンターに研究者、政策立案者、専門家グループが集まり、その議論をした。このワークショップは、ネレウスプログラム、 Robert Blasiak(ストックホルムレジリアンスセンター)、Colette Wabnitz (UBC)が、漁業に焦点を当てた政府開発援助(ODA)の配分パターンの変更に関する共著論文がきっかけで始まった。彼らが中心となって議論を提示し、研究者間のさらなる協力を取り付ける場となった。海洋における金融など、様々な関心を集める雑誌 Marine Policyの特別号として刊行されることになった。これには、ネレウスフェロー、Solène Guggisberg(ユトレヒト大学)の「気候変動の枠組み下での沿岸域及び海洋漁業プロジェクトへの資金提供」と題した論文も掲載される。
ワークショップは、政策立案者や専門家のグループと共に、Marine Policy特別号への論文を提供する主な著者を集めるというものであった。この機会は、利害関係者に最新の科学を伝え、研究者が取り上げる焦点が政策と実践のニーズと一致しているかどうかを判断し、一致しない部分を際立たせることができる。二日間に渡るワークショップでは、多様な議論が行われた他、多様な分野、またそれぞれの立場の違い踏まえて人々をまとめる事がいかに価値あることかが明確となった。ワークショップで参加者らが見出した問題点、また将来の重要な優先事項をまとめた科学出版物、およびMarine Policy特別号は2019年初めに入手可能となる。2つの記事は既にダウンロード可。“Maximising the chances for positive impacts of fisheries and aquaculture Official Development Assistance”(Macfayden et al. in press) “Funding coastal and marine fisheries projects under the climate change regime” (Guggisberg in press)