Robert Blasiak(ストックホルムレジリアンスセンター)、Colette Wabnitz (UBC)、 Solène Guggisberg(ユトレヒト大学)が共著した論文が、RobertとColetteが編集したMarine Policy特別号Ocean Financeに掲載された。2018年12月にストックホルムレジリアンスセンターで開催された2日間のワークショップでは、持続可能な海洋漁業と海洋に対して資金配分の決定要因を特定し、資金提供者グループと組織の資金源の透明性を改善する方法について議論され、この論文はその結果として発表された。
要約:特別号「海洋保全と持続可能な漁業のための財政支援」におけるこの最終原稿は、特別号の論文執筆者らと関連する政策立案者および実務者とを結びつけることを目的とした対話のまとめである。この対話は、2018年12月の2日間のワークショップで行われ、この「最終章」原稿は、ワークショップ全体で提起され、一連して繰り返された主要トピックに関する考えを掘り下げることに努めた。これらのトピックは、3つの大まかなカテゴリー、つまり「ニーズ」に集約される。1)透明性の必要性、2)一貫性の必要性、3)プロジェクトの影響の監視を改善する必要性。特別号は、海洋保全と持続可能な漁業のための資金調達の急速に進化する世界の最新傾向と開発に関する新しい研究を収集しようとした。その一方で、ワークショップ中にまとめた洞察は、残っている知識のギャップを強調するのに役立っている。そのため、この原稿の中で特定された3つの「ニーズ」ごとに、ワークショップ参加者が将来の研究課題の一部としてさらに注意を払う必要があると特定した一連の質問が続く。提起された多くの問題の横断的性質と、この資金調達の状況を特徴付ける急速な変化のため、研究、政策、実務のコミュニティ全体に及ぶ継続的な対話と研究の幅広い必要性があることを示している。
Reference:
Blasiak, R., Wabnitz, C., Daw, T., Berger, M., Blandon, A., Carneiro, G., Crona, B., Davidson, M.F., Guggisberg, S., Hills, J., Mallin, F., McManus, E., ould-Chih, K., Pittman, J., Santos, X., Westlund, L., Wetterstrand, H., & Wiegler, K. (2019). Towards greater transparency and coherence in funding for sustainable marine fisheries and healthy oceans. Marine Policy, 107, 103508 link