William Cheung(ネレウスディレクター・科学)は、5月6日、オーストラリアのホバートで開催された第4回国際シンポジウム( Ocean in a High-CO2 World)の本会議で基調講演として『炭素放出に対する海洋生物資源の反応予測』を発表した。

プレゼンテーション題目と自己紹介

William Cheung博士は、ブリティッシュコロンビア大学(UBC)Fisheries Centreの准教授であり、日本財団UBCネレウスプログラムの共同統括である。

Williamの主な研究分野は、生物物理学や社会経済の脆弱性や気候変動による影響、世界または地域における海洋生態系や漁業への人間社会からくるストレスを査定し、緩和や適応の選択肢を特定することである。彼の研究は、地球規模での生物物理学や社会経済システムの反応や管理に関する世界全体のパターンや一般的な論理を考察し、その調査結果を局地的、地域的規模での研究に応用する。

Williamは、イギリス、オーストラリア、ケニア、中国、アメリカ合衆国を含む世界的共同ネットワークで、様々な分野横断的研究プロジェクトに携わっている。

彼の研究は、気候変動が海洋漁業にどのように影響しているかを理解するために大いに貢献している。彼は、国連気候変動に関する政府間パネル (IPCC)第5次報告書、地球規模生物多様性概況(GBO) 、生物多様性及び生態系サービスに関する政府間プラットフォーム(IPBES)のような様々な高次国際査定の筆頭著者として参加している。

William works on various interdisciplinary research projects with global collaboration networks including UK, Australia, Kenya, China and USA.

William’s works contributed significantly to understanding how climate change is affecting marine fisheries. He participates as Lead Author in various high level international assessments, such as the Fifth Assessment Report of the Intergovernmental Panel on Climate Change (IPCC), Global Biodiversity Outlook (GBO) and Intergovernmental Platform on Biodiversity and Ecosystem Services (IPBES).