Written by Nereus Fellow Solène Guggisberg,

Solène Guggisberg (ユトレヒト大学/ネレウスフェロー)は、ストックホルムレジリアンスセンターで12月6、7日に開催されたOcean Financeに出席した。このワークショップは、“Funding for Sustainable Fisheries and Ocean Conservation(持続可能な漁業及び海洋保全のための資金提供)”に関するMarine Policy Special Issueの編集者、ネレウスメンバーであるColette WabnitzとRobert Blasiakが主催した。 Marine Policy Special Issueにいかに貢献しているかを発表することと、資金配分の決定や提供された資金の動きの追跡など、この分野での重要な問題を深く議論することがワークショップの目的であった。

Solène Guggisberg は、「気候変動の枠組み下での沿岸域及び海洋漁業プロジェクトへの資金提供」と題する論文を発表した。論文では、気候変動枠組み内で作成された4つの多国間資金によって運営される漁業関連のプロジェクトを検討した。海洋漁業プロジェクトの大部分は、気候変動による海洋漁業への影響に対して最も脆弱である国々に焦点を当てている。しかし、脆弱な国々の多くが海洋漁業セクターで適応するための資金援助を未だ受け取っていないのが現状である。いかなる場合でも、沿岸域及び海洋漁業に焦点を当て、適応を目的としたプロジェクトは、気候変動枠組みにおいて海洋問題を主流化するのに役立つかもしれない。