Thomas Fröelicher(チューリッヒ工科大学/ネレウス同窓生)は、6月8日ハンガリー、ハンブルグのMax Planck Institute for Meteorologyにて合同セミナーを行った。

このセミナーでは、地球温暖化を管理するために、赤道地域がもっとも重要であるという見解に挑むと同時に、気候変動を和らげるのための南大洋の重要性を論じた。Fröelicherは、海洋熱吸収の地理的構造と累積した二酸化炭素排出による地球温暖化を理解するために事例を発表した。

研究所を統率するMax Planck Societyは、自然科学、生命科学、他分野に関する研究サポートを行っているドイツの研究機関であり、非政府、非営利社団である。フォレリシェー博士は、今年度よりネレウスプログラムの「エクストリームイベント(極端な異常気象)研究プロジェクト」を率い、新たな気候変動と海の関係についての理解を深める。