中西部太平洋まぐろ類委員会(WCPFC) は、2017年8月22日から24日にかけ、ハワイのホノルルで、高度回遊魚資源の保全と管理のために会合を開催した。Quentin Hanich(ネレウス研究責任者/ウーロンゴン大学)が、新しいネレウスフェロー Katy Setoと共にに出席。 Katy Setoは、カリフォルニア大学バークレー校にて博士課程を終了後、2017年9月よりネレウスに加入した。

Katyは、2年間のポスドクプロジェクトを開始しようとしているWWF代表団の立会人として参加した。この会議中、カツオ、メバチマグロ、キハダマグロ種を含む熱帯マグロについての新しい基準についての交渉が、世界で最もマグロが豊富にある地で始まった。交渉は、WCPFC科学委員会の会合から明らかになるため、近年のメバチマグロ資源の査定に大きく影響を受けた。新しいデータや新しいモデリング手法が利用できることから、大幅に変更した査定となった。

この会議に続いて、WCPFCは新しい基準を起草した。こちらをご参照ください。オーストラリア国立海洋資源安全保障センター (ANCORS) が、正式なオブザーバー・ステータスを権利として申請している。Katyの研究は、12月にフィリピンのマニラで開催されるWCPFC年次会議に続く。また、WCPFCにおける保全負担の懸念と、現在および将来の交渉においてどのように公平に解決されるかに焦点を当てる。