Zoë は、ラトガース大学 Ecology and Evolution Departmentで博士号取得に向けて取り組んでいる。アメリカ、メイン州の沿岸沿いで育ち、人間と海の相互作用に魅了されてきた。2015年、イェール大学を卒業した後、ケルプの森を2年間SCUBAダイビングをして過ごし、アラスカ大学サウスイースト校で漁業カリキュラム開発に携わった。海が人間とつながりを持つ地域に住みながら働くことが、海洋生態学大学院へと進むきっかけとなった。現在、ニュージャージー州ラトガース大学でDr. Malin Pinskyと研究する中で、Zoëは、種の範囲境界でのダイナミクスを探求している。特に、彼女は広範囲のNOAA底引き網漁データベースを用いて、地元の植民地化と絶滅の事例を調べ、これらの出来事を気候変動要因と結びつける作業をしている。 さらに、彼女は、種の特性が環境の多様性に対するフィルターとしてどのように機能するか、そしてこれらの特性が種の範囲に沿ってどのように変化するかに関心を持って研究する。また彼女は、Rutgers’ Coastal Climate Risk and Resiliency Traineeshipの一員でもある。これは、沿岸コミュニティ内の回復力に関心を寄せる生物学者、エンジニア、社会科学者、そして政策立案者の間のギャップを埋めることを目的としている。Traineeshipを通し、2012年に上陸したハリケーン・サンディの被害から回復しつつあるニュージャージーのコミュニティと密接に活動している。彼女は、自分の研究が科学の境界を押し広げ、変化を直接経験しているコミュニティにも利用しやすくすることを願い、研究を続ける。