Jack Kittinger (ネレウス研究責任者/Conservation International/Arizona State University) と Elena Finkbeiner (ネレウス同窓生/Conservation International) は、COVID-19のパンデミックが、マーケティング、加工、漁業コミュニティなどの小規模漁業と沿岸漁業にどのように影響を与えているかを調査した論文を共著し、それがCoastal Management に掲載された。彼らは、COVID-19パンデミックが小規模漁業者(SSF)とコミュニティーにもたらす(主に)弊害を調べる一方で、地元の漁師が漁獲したものをフードバンクへ供給しているハワイに見られるように、地産地消運動の増加など、結果としてもたらされた良い点も指摘する。また、これらの脆弱な沿岸漁業コミュニティの支援を要請する。具体的には政府、開発組織、非政府組織(NGO)、民間企業、研究者に、パンデミック中に小規模漁業者を念頭においた対策を講じるよう呼びかけ、どのように支援できるかについて勧告する。これらの短期的な迅速な対応に加えて、長期的には「小規模漁業者セクターの状態とレジリアンスを改善する方法で既存の制度、サプライチェーン、および食品システムを変革するための対応を調整し、サポートネットワークを開発する」必要性を強調することで結んだ。

The above summary was adapted from the reference below:

Nathan J. Bennett, Elena M. Finkbeiner, Natalie C. Ban, Dyhia Belhabib, Stacy
D. Jupiter, John N. Kittinger, Sangeeta Mangubhai, Joeri Scholtens, David Gill & Patrick Christie (2020): The COVID-19 Pandemic, Small-Scale Fisheries and Coastal Fishing Communities. Coastal Management, DOI: 10.1080/08920753.2020.1766937. link.