Written by Nereus Research Fellow Harriet Harden-Davies,
Harriet Harden-Daviesは、2020年1月20〜21日、オスロのノーベル研究所で行われたハイレベル会議に5人の国際的な専門家の1人として招待された。チャタムハウスの規則に基づいて行われた会議では、海洋遺伝資源と利益共有に関する意見を共有するために、代表団と大臣を含む約35人の参加者が招集された。このトピックは、国連海洋法条約(BBNJ)に基づき、国内の管轄権を超えた地域の海洋生物多様性の保全と持続可能な利用のための新しい国際的な法的拘束力のある手段の交渉において、これまでで最も困難な問題であった。
BBNJ協定は、海洋ガバナンスの枠組みを強化して、地域ベースの管理ツール、環境影響評価、海洋遺伝資源からの利益の共有、能力開発と技術移転を可能にするために重要である。国連本部での第4回交渉の8週間のカウントダウンが始まった際、この対話は、非公式の議論が共
通の分野の領域を見つけるための重要な機会となった。議論の中で、知識とデータの共有における科学協力の役割が共通分野の一つとして持ち上がった。
議論が深夜まで続いたため、ノーベル平和センターのホールに並ぶノーベル平和賞受賞者の写真が、国際協力の取り組みにおける大志、希望、忍耐力を呼び起こす力強いメッセージとなった。
Harriet Harden-Davies in Oslo, Norway