気候変動によって、多くの生態系に早い春が訪れる傾向にある。 レベッカ・アッシュ(ネレウスフェロー、プリンストン大学)は、11月13日にアメリカのウェルズリーカレッジ、生物化学学部において「気候変動と海の季節性:季節のサイクルの変化はどのように海の食物連鎖に影響を与えているのか」という題で講義を行った。
レベッカは、海面の温暖化と南カリフォルニア海流のいくつかの魚種の生殖が早まっていることが関係していることを示す60年の時系列データを発表した。さらに彼女は、ネレウスプログラムから資金提供されている研究であり、将来海が温まることで、世界的に魚の産卵時期と 浮遊植物大増殖 のタイミングにどのような影響を及ぼすかを研究するプロジェクトについて論議した。これらの季節性のイベント間の不一致により、海洋食物連鎖を変化させ、魚の生活史ステージの間に生存率が下がる可能性がある。