William Cheung (ネレウスディレクター・科学/UBC)が共著した新しいオープンアクセスの論文“Bioenergetic influence on the historical development and decline of industrial fisheries.(産業漁業の歴史的発展と衰退における生物エネルギーの影響)”がICES Journal of Marine Scienceに掲載された。著者らは、高緯度から低緯度までの産業漁業と漁獲量の歴史的な増加と停滞、減少を調査し、環境特性だけでなく、特に漁業技術の世界的な広がり、さまざまな影響因子と漁獲のピークサイズの関係を考察した。論文では、66の異なる世界の海洋地域の大規模海洋生態系に焦点を当て、Sea Around Usからの漁獲の再構築について、時間の経過に伴う漁獲量の変化の主な原因としての漁業技術の進歩を検討し、生物経済BOATSモデルを利用してその変化説明した。論文によると、歴史的に、世界の海全体での漁獲量の増加は、経済発展(技術)と海水温度の変動の両方に密接に関連しており、その影響を強く受けている。また、ピーク捕獲量は、より北緯でより早く発生し、その後、赤道に向かって南に広がった事が認識された。

The above summary was adapted from the reference below:

Guiet, J., Galbraith, E.D., Bianchi, D., & Cheung W.W.L. (2020). Bioenergetic influence on the historical development and decline of industrial fisheries. ICES Journal of Marine Science, doi:10.1093/icesjms/fsaa044. link.